パセリの成分を調べてまとめました!栄養や生理活性成分|調べたこと

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急にパセリを食べたくなったもりぽろです。

パセリは外食でよく付け合せとして出てきますが、食べない人もいるみたいです。
私は食べるようにしています:もったいないので。
最近になってパセリを食べたい欲が出てきたため、家でもサラダにして食べています。
パセリに合うドレッシングの記事があるので良ければこちらの記事を読んでください!
⇒ マヨケチャとお酢で作れる!混ぜるだけサウザンアイランドドレッシングの作り方|糖質全部で5.3 g

パセリは香りや味も独特で、苦手な人がいるかもしれませんが、この記事を読み終わる頃には苦手でも食べたくなるかもしれません。

パセリのとくに栄養や生理活性成分について調べてまとめています。
参考文献も最下部にまとめているので、パセリについてもっと知りたくなった人は原文を読んでみてください。

パセリの栄養

まずWikipediaでパセリについて簡単に調べました1)

栄養価は極めて高く、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなどの多くのビタミンを含み、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルも野菜の中でも屈指である。

パセリはビタミンやミネラルを多く含み栄養豊富であることがわかります。
こちらの記事ではビタミンをいくつか調べて示しています。

この記事では私の好きなビタミンCに注目したいと思います。
パセリのビタミンCは生の赤ピーマンと黄ピーマンの170mgと150mgに次いで,三番目に多い120 mgです(可食部100 g中)2)

ビタミンCは一日に100 mgの摂取が推奨されています:女性・男性ともに15歳以上から100 mgです。
また心臓血管系の疾病予防効果と抗酸化作用効果を念頭に置いて算定された推定平均必要量では一日に85mgです:女性・男性ともに15歳以上から85mgです3)

今回買ったパセリ1袋分は27 gなので、一袋に32.4 mgのビタミンCが入っています。
一日に3袋分のパセリを食べると大体,推奨量の100 mgになりますね。
またパセリで推定平均必要量の85mgを満たすためには、パセリ2.6袋が目安です:重さで表すと70.2 gのパセリです。多いですね。。

ただし、パセリは一日6 gが摂取量の目安になるようです4)
また妊婦さんは摂取を避けた方がいいようです4)
子宮収縮作用があると言われており、妊娠中に多量に摂取すると危険ですね。

ビタミンCといえばレモンを思い浮かべるかもしれません。
そのレモンには、100 gあたり100 mg入っているので、レモンよりもパセリの方がビタミンCを多く含んでいることがわかります。

パセリには他にもビタミン類が多く含まれているので、健康のためにも食べたい野菜のひとつだと思います。

パセリの生理活性成分

パセリにはビタミンやミネラルなどの栄養以外に、フラボノイドのアピゲニンが多く入っていることが知られています。

フラボノイドは一般的になってきましたが、簡単に説明すると植物が生産する化合物(フィトケミカル)の一化合物です。フィトケミカルはビタミンと違い代謝に関与しないため摂取しなくても生命に問題は生じないとされています。しかし、フィトケミカルは植物に必ず入っているものなので、毎日野菜を食べていれば全く摂取していないことはありません。

パセリにはどのくらいのアピゲニンが入っていると思いますか?
山下らの報告でこのように述べられています5)

生パセリ100 g中に約0.3 g, 乾燥パセリでは100 g中に約14 g含まれている.

つまり100 gの生のパセリには300 mgのアピゲニンが入っています。
この量はタマネギに入っているケルセチン:クエルセチンと比べるとわかりやすいです。
Mizunoらによると6)

Onion contained the largest amount of quercetin, 29.1 μg per 100 g fresh weight.

とあるので、生のタマネギ100 gに29.1 μgのケルセチンが入っています。

補足
「μg」は「mg」の10−3なので、とても小さい単位です。

単位を合わせてみると、それぞれの野菜に入っているフラボノイドはパセリが300 mgでタマネギが0.0291 mgです。フラボノイドの種類は違いますが、パセリは圧倒的に多くのフラボノイドを含んでいることがわかります。

アピゲニンの生理活性についていくつか報告があったので紹介します。

山下らの報告によるとアピゲニンには抗アレルギー作用が認められています。
また皮膚炎の動物モデルでも抗炎症作用が確認されています5)
*原著では抗アレルギー作用について詳しく書かれています。
アレルギーについて興味のある方はぜひ読んでみてください:日本語です。

アピゲニンには抗がん作用が知られており、特に乳がん細胞への作用が認められています7)
他にもメラノーマ8)や胃腸のがん細胞9)に対してアピゲニンは効果があるとされています。
アピゲニンの抗がん作用は少し調べるだけでもたくさんの報告がなされています。

またアルツハイマー病に関する報告もあります。
Venigallaらの報告では、アルツハイマーモデルの動物実験でアピゲニンを摂取すると改善したとあります10)

One recent study by Zhao et al. (2013) tested the neuroprotective effects of apigenin in the APP/PS1 double transgenic AD mouse model. Four month-old mice were orally treated with apigenin (40 mg/kg) for 3 months. Their results showed that apigenin-treated mice displayed improvements in memory and learning deficits, and a reduction of fibrillar amyloid deposits with lowered insoluble Aβ concentrations, mediated by a decrease in β-C-terminal fragment (β-CTF) and β-site AβPP-cleaving enzyme 1 (BACE1).

アルツハイマー病のマウスモデルを使って実験しています。
アピゲニンを40 mg/kgになるように3ヶ月飲ませたところ、アルツハイマー病の症状が改善したと報告しています。

しかし、いずれもヒトへの試験はおこなわれていないため、実際にヒトで試験した時に抗アレルギー作用や抗がん作用、アルツハイマー改善作用があるのかは不明です。

ヒトでの試験の報告がないことについてはVenigallaらの報告でも述べています10)

Based on the published literature, no studies in humans have been conducted with apigenin with respect to inflammation or cognitive performance.

2017年6月現在でもヒトでの研究報告はありません。

パセリに多いアピゲニンの安全性

アピゲニンのヒトでの安全性試験が行われていました。
Venigallaらの報告によると、アピゲニンは非常に安全で高用量でも毒性はないそうです10)

Apigenin is considered very safe and even at high doses no toxicity was observed. However, apigenin may induce muscle relaxation and sedation at high doses.

しかし、筋弛緩および鎮静作用が起こることもあるようです。

パセリの栄養でも述べましたが、パセリには子宮収縮作用があるといわれているため妊婦さんは食べない方がいいと思われます4)

まとめ

パセリの栄養や生理活性成分について調べました。

今後もパセリの栄養や生理活性成分について追記したいと思います。

参考サイト・参考文献

1) Wikipedia——パセリ——
2) 野菜ナビ——パセリ——
3) 厚生労働省——日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要——
4) Drugs.com——Parsley——
5) 山下ら 脂溶性食品成分フラボン類の抗アレルギー作用 オレオサイエンス 9(8) 337-344 2009.
6) Mizuno et al. Rapid quantitative analysis and distribution of free quercetin in vegetables and fruits. Nippon shokuhin kogyo gakkaishi 39(1) 88-92 1992.
7) David et al. Apigenin inhibits TNFα/IL-1α-induced CCL2 release through IKBK-epsilon signaling in MDA-MB-231 human breast cancer cells. PLoS One 12(4) e0175558 2017.
8) Chandra Pal et al. Phytochemical for the management of melanoma. Mini-reviews in medicinal chemistry 16(12) 953-979 2016.
9) Emilie C et al. Apigenin and its impact on gastrointestinal cancers. Molecular Nutrition & Food Research 57(1) 126-144 2013.
10) Venigalla et al. Curcumin and Apigenin — novel and promising therapeutics against chronic neuroinflammation in Alzheimer’s disease. Neural Regeneration Research 10(8) 1181-1185 2015.

もりぽろでした。
(編集・イラスト もりけろ)

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